「苦手」「怖い」「痛い」は別々の問題
この三つは同じ場面で同時に出てくることが多いため、まとめて語られがちです。ただ、必要な対応は別々です。苦手は感覚や好みの話、怖いは安全と予測可能性の話、痛みは身体の状態の話に近くなります。
分けておくと、伝えるべき相手も変わります。苦手や怖さは相手との進め方で調整できる部分がありますが、痛みが続く場合は我慢や工夫の範囲を超えていることがあります。
- 苦手=感覚・好みの話
- 怖い=安全と予測可能性の話
- 痛い=身体の状態の話
痛みを我慢しないでよい理由
痛みがあるのに続けると、その場をやり過ごせても、次に身体がこわばる原因になります。こわばりが強まると痛みも出やすくなり、悪循環になります。
痛みが繰り返しある場合、原因が触れ方だけにあるとは限りません。このサイトは診断や治療について判断できる立場にはありません。痛みが続く、増している、日常生活にも影響しているといった場合は、婦人科などの医療機関で相談することを検討してください。
- 痛みを我慢して続けない
- 繰り返す痛みは触れ方だけの問題とは限らない
- 続く場合は医療機関の受診を検討する
「怖い」と感じるときに効くのは予測できること
怖さの多くは、次に何が起きるかわからないことから来ます。順番がわからない、いつ変わるかわからない、止めたいときに止まるかわからない。この不確かさが減ると、同じ場面でも怖さは軽くなります。
先に順番を共有してもらう、変えるときに一言もらう、止めたいときの合図を決めておく。どれも技術ではなく取り決めの問題です。
- 先に順番を聞いておく
- 変えるときは一言もらう
- 止める合図を決めておく
苦手なことを先に伝えておく
その場で断るのは、誰にとっても負担が大きい行為です。事前に、触れられたくない場所、してほしくないこと、話したくないことを伝えておけば、その場で言い出す必要がなくなります。
苦手であること自体に理由を用意する必要はありません。理由を説明できないと伝えてはいけない、というものでもありません。
よくある質問
愛撫が痛いのですが、我慢したほうがいいですか?
我慢して続けることは勧められません。痛みがあるまま続けると身体がこわばり、痛みが出やすくなる循環になることがあります。痛みが続く、増している場合は婦人科などの医療機関で相談することを検討してください。
触られるのが怖いのは、自分がおかしいからですか?
おかしいことではありません。怖さの多くは、次に何が起きるかわからないことから生まれます。順番を先に共有する、止める合図を決めるなど、予測できる範囲を増やすと軽くなることがあります。
苦手な理由をうまく説明できません。
理由を説明できなければ伝えてはいけない、ということはありません。苦手であること、してほしくないことだけを伝えて構いません。
