
「足りない」が指しているものを分ける
愛撫が足りないという感覚には、時間の話、回数の話、丁寧さの話、気持ちの通い方の話が混ざっています。どれも同じ「足りない」という言葉になりますが、必要な対応は別々です。
時間や回数の不足であれば量の話として伝えられます。一方、丁寧さや気持ちの通い方であれば、量を増やしても解消しません。まずどれに近いのかを見ておくと、伝えても届かない、という行き違いを減らせます。
- 時間・回数の不足か
- 丁寧さや確認の不足か
- 気持ちの通い方の話か
不満を持つこと自体を責めなくてよい
満たされないと感じると、自分の求めが強すぎるのではないか、と考えてしまうことがあります。ただ、不満は相手への評価である前に、自分に何が起きているかの信号です。
性欲が強いから不満なのだ、という説明で片づけると、実際に足りていないもの、たとえば確認されないことや急がれることが見えなくなります。性欲の強弱と、扱われ方への不満は別の話として置いておけます。
- 不満は相手への評価である前に自分の信号
- 性欲の強弱の話にすり替えない
- 足りないものを具体的に一つ挙げてみる
伝えるかどうかを決める前に
伝えると決めた場合も、すべてを一度に話す必要はありません。逆に、今は伝えないと決めることもできます。決めておくと、伝えられていないこと自体で自分を責める負担が減ります。
感じ方や満たされ方には個人差があります。何が正常かを基準にするより、自分にとって何が足りないのかを言葉にしておくほうが、あとから選択肢を持ちやすくなります。
よくある質問
愛撫が足りないと感じるのは求めすぎでしょうか?
求めすぎと決めつける必要はありません。足りないという感覚は、時間の不足、丁寧さの不足、気持ちの通い方の不足など複数の内容を含みます。中身を分けると考えやすくなります。
性欲が強いから不満なのでしょうか?
性欲の強弱と、扱われ方への不満は別の話として置いておけます。性欲の問題として片づけると、確認されないことや急がれることといった実際の不足が見えなくなることがあります。
不満を伝えないままでもいいですか?
構いません。今は伝えないと決めておくこと自体も選択です。決めておくと、伝えられていないこと自体で自分を責める負担が減ります。
